フェロモンにも諸説ありますがここでは1つ解説をしていきましょう。
興奮を運ぶ物質フェロモンの正体とは?
セクシーな雰囲気を漂わせている人に「あの人からは悩殺フェロモンが出ている」といいますね。貴女はフェロモンと聞いて何を想像しますか?異性を惹きつける魔性、イメージ的にはバラや麝香の香りでしょうか?
フェロモンという用語はギリシャ語のphereinとhormanの2つを合わせて作られた用語です。 phereinは「運ぶ」、hormanは「興奮」。興奮を運ぶもの、それがフェロモン。
男の本能にダイレクトに訴求する
実はフェロモンは無臭で、体内で分泌されるエストロゲンなどのホルモンが体外に放出されるとフェロモンになる、という説があります。そのため何か香りがする=匂いとして認識されるのではなく、無意識のうちに相手の本能(脳の視床下部)に直接働きかけるといわれています。
男性が女性フェロモンの一種とされるエストラテトラエノールを感じると脳の性的覚醒を司る部分が激しく反応、一方、男性フェロモンのひとつであるアンドロスタディエノンを感じた女性も同じ反応を示したという実験結果が。
女優やモデルは容貌も美しく、写真や画像で「フェロモンたっぷり」な印象がありますが、実際に側へ行ってみたら何も感じなかった、ということがあります。一方、身近に外見がとても美しいわけでも、目立つ言動をしているわけでもないのに異性から人気がある、複数の恋人がいる、という人はいませんか?
その人はホルモン分泌が活発で、質の良いフェロモンを出しているのです。
ホテルでシャワーを浴びないでくれという男~フェロモンの増やし方
フェロモンを放出するのは汗腺やアクポリン腺などが集中するワキの下のほか、首筋や耳の後ろなど。意中の男性や、ますます虜にしたい彼がいたら、首筋や耳の後ろから漂うフェロモンで魅了しましょう。
彼が耳もとで話しかける、ハグしたときがチャンスです。にぎやかな場所なら、相手の声が聞き取りやすいよう顔を近づけるので自然に彼が貴女のフェロモンを感じ取ることになります。首筋の手入れは念入りに。とはいえ、頻繁にウェットティッシュなどで拭いているとフェロモンを消してしまうのでほどほどに。(ホテルでもシャワーを浴びないで欲しいという殿方は一定数います)
上品な真珠の首飾り、繊細なデザインのネックレスで輝きをプラスしてもいいですね。
ザクロはフェロモンを増幅させる
「でもフェロモンは特定の香りがないので、出ているかどうか分からない」
心配は要りません。最高のフェロモンは良質のホルモンから生まれます。肌や髪にハリや艶をもたらすエストロゲンを増やしましょう。ストロゲンを増やす食べ物として有名なのがザクロ。天然植物性エストロゲンは種子に含まれているので種子をすりつぶしたものが入っている濃縮ジュースが効果的。また、キャベツには女性ホルモンを活性化させるボロンが含まれています。
異性を夢中にさせる香りを放つ体に
源氏物語、宇治十帖の主人公のひとり、薫の君は体からうっとりする香りを放つ貴公子として描かれています。この時代、衣に香を焚きしめるので移り香のように思われますが、彼の場合は体そのものから馥郁とした香りを放っていました。物語の中ではありますが、そのような殿方に出逢ってみたいものですね。
しかし、体そのものが香しい人物は実在します。芳香異体と呼ばれるもので、楊貴妃がそうであったといわれていますが、もしかすると貴女自身、もしくは身近にそういう人がいるかもしれません。
香水を使っているわけでも、香りが残るボディクリームをぬったあとでもないのに「いい香りがする」と何度か言われたことがあるなら、貴女はこの素晴らしい体質の持ち主の可能性が。そうではなくてもローズなどを使ったサプリで体内から自然に香りを漂わせることができます。
是非ご参考を・・・。